春の訪れを感じる野菜,ハクサイの「ふくだち」をたべました。

ハクサイが薹立ち(トウ立ち:フキノトウのトウ)しました。

頃合いかなと思い,今朝,茹でで醤油マヨネーズで食しました。

150408ハクサイのふく立ち

150408ハクサイのふく立ち

食用の菜の花ナバナはスーパーでよく売っていますが,秋田(もしかしたら北東北)ではハクサイやキャベツの薹立ちしたもの,つまり花芽の茎を食べます。

この野菜を「ふくたち(訛ってふくだちという)」と呼んで好んで食し,春の訪れを感じながらその風味を楽しみます。

JA羽後のホームページによれば,

「ふくたち」は、秋田県南部でしか生産されていない摩訶不思議な冬野菜です。そのため、同じ秋田県内にいても県南を少し離れると、その名さえ知られていない、まさに「幻の野菜」なのです。(地元では、「ふぐだぢ」と訛ります)

ふくたちは品種名ではありません。実はふくたちの栽培には「白菜」の種を使用します。白菜を真冬に育て、「とう立ち」させたものを、この地では「ふくたち」と呼んでいます。白菜とはかけ離れたその姿に驚かれる方もいますが、味も全く違うのです。

その旬は、3月~4月のわずか2ヶ月間。雪深く冬の長い秋田県南地区の家庭では、食卓に「ふくたち」が並ぶと、「おっ!いよいよふくたちの時期か、もうすぐ春だな」とあたたかい春に期待をふくらませます。ふくたちは雪国の家庭にささやかな喜びを運ぶ野菜なのです。

とのことです。

実は2月から3月にかけてヒヨドリにハクサイの葉そのものをついばまれてしまい,ハクサイはほとんど芯だけになっていました。そのため,もっとたくさんの「ふくだち」を収穫予定でしたが,残った芯からがんばって出てきた希少な花芽の収穫となりました。

それでも,もう何度か収穫できそうですし,キャベツの「ふくだち」もあります。
楽しみはまだ続きます。

「30年来の休耕地を耕し,有機畑に蘇らせます。有機栽培・ぼかし肥料・実生苗作りに工夫を重ねて挑戦します。姉妹ブログ:有機栽培ブログ(JUGEM)と連携しています!」

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