降雨によってトマトの実が裂果するのは悩みのタネです。
私も今年は,透明ビニールシートの屋根を自作しようと計画していました。
それでも台風対策はどうしようと,市販のトマトの雨除けハウスを見て研究していました。
人様の畑を見ると傘を差しているトマトも見かけます。
そんな時,トマトの雨除けハウスの必要性について,裂果の原因をもとに考察しているブログを見かけました。
その方によると,市販のトマトの雨除けハウス程度では効果が低いこと,むしろ,台風なんかで飛ばされる心配があり面倒なこと等が書かれていました。
トマト裂果の原因を考えると,それも納得です。
ご存じのようにトマトの実が割れるのは,「急激な水分吸収」により実が大きくなり,皮の成長が追いつかないために起こる現象です。
即ち,降雨による水を遮るためには大がかりなハウスが必要であり,ましてや傘で被うなどはナンセンスなのです。
まあ,雨に当てずに,病気を防ぐ意味はあるのでしょうが。
ということで,トマトにビニールで被いをすることは止め,「急激な水分吸収」のみをふせぐことを目的に対策を立てました。
何のことはありません。
「地面を覆う」です。
元々,マルチに苗を植えていましたが,さらに畝の両側も縦に半分に切ったマルチで覆ってみました。
畝の両脇に敷いたマルチに水がたまっているのが見えるでしょうか。
少なくともこの水はトマトに届かなかった余計な水です。
その外側に染みこんだ水は,水で育つといわれるナスが吸収してくれるだろうと算段しているところです。
「30年来の休耕地を耕し,有機畑に蘇らせます。有機栽培・ぼかし肥料・実生苗作りに工夫を重ねて挑戦します。姉妹ブログ:有機栽培ブログ(JUGEM)と連携しています!」