上白糖を原料にぼかし肥を安く作ってみました。

「30年来の休耕地を耕し,有機畑に蘇らせます。有機栽培・ぼかし肥料・実生苗作りに工夫を重ねて挑戦します。姉妹ブログ:有機栽培ブログ(JUGEM)と連携しています!」

天恵緑汁をつかったぼかし肥作りを行いました。

普通は,原料に「黒糖」や「魚粉」・「骨粉」を入れるらしいのですが,黒糖も魚粉も値が張るので安くできないか工夫してみました。
黒糖の代わりに上白糖,そして魚粉は入れずに作ってみました。
上白糖は購入しても安いですが,さらに今回はビール1箱に付いてくる景品の砂糖1kgを使いましたので実質ただです。
ぼかし肥の原料・白砂糖・工夫・安価

 

 

 

 

 

 

上白糖と黒糖の違いは精製されているかいないかで,黒糖はミネラル分を多く含んでいるとされます。
そして,天恵緑汁中の有用な細菌類はそのミネラル分を必要とするのだそうです。だから,黒糖を使うというのが理由のようです。

しかし,黒糖を750g~1000g購入しようと思うとけっこう高いです。だから,その代用を考えました。
そこで,景品の上白糖とスポーツ飲料の登場です。上白糖に足りないミネラル分をスポーツ飲料(スーパーで90円)で補おうと考えました。
ぼかし肥・原料・イオン飲料・ミネラル

 

 

 

 

 

 

天恵緑汁は,昨年の残りを使いました。ちょうど100ml残ってました。一般にはこの量で十分ですが,ミネラル分を補う意味と有用細菌類の活性度に配慮して昨年の9月に作ったゴミ汁液肥と無添加100%リンゴジュースでつくった天恵緑汁もどきを100mlずつ加えました。
昨年のゴミ汁液肥は,漬け物のにおいから甘い香りに変わっています。天恵緑汁もどきも同様です。これらは原料が果物や野菜ですから,カリウムやカルシウム等のミネラルが十分だと考えられます。
ぼかし肥・原料・天恵緑汁・ゴミ汁液肥

 

 

 

 

 

 

上の3つを混ぜたものです。白く見えるものが浮いていますが,酵母の類だと思われます。
まったく問題ありません。
ぼかし肥・天恵緑汁・ゴミ汁液肥等混合液

 

 

 

 

 

 

まずは米ぬか,上白糖,油かすを混ぜ合わせます。今回は米ぬか7.2kg,上白糖1kg,油かす4.5kgです。
当初は,米ぬか10kg,砂糖1kg,油かす6kgの予定でしたが,コイン精米所からもらってきた米ぬかが7.2kgしかなかったため上の分量になりました。つまりアバウトなのです。
ぼかし肥・米ぬか,砂糖,油かす
ぼかし肥・原料混合

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

天恵緑汁等混合液をスポーツ飲料とくみ置きの水道水で伸ばし,上の混合物に加えてよくまぜます。湿り気が足りなければ,くみ置きの水を加えて再びよく混ぜます。水を加えすぎたなと思ったら,米ぬかを加えます。(実際,今回も水を加えすぎた感がありましたので,油かすを加えて調節しました。水の量は慎重に少なめからの方が予定通りにいくでしょう。)

湿り具合の目安は次の画の感じです。軽く握って,指で突くとすぐに崩れるくらいがよいとされています。
ぼかし肥・固さ・水分量
ぼかし肥・固さ・水分量・崩れるくらい

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

湿り具合の目安を動画でも撮ってみましたのでご覧ください。

あとはこれをトロ箱やバケツに入れ,密封します。天恵緑汁の中の有用細菌類は,嫌気性だからというのが密封の理由です。もちろん,蝿が侵入して卵を産むとウジがわいてしまいますので,その対策でもあります。
この状態で1,2週間置くと,完成です。私の住む秋田では,まだ夜は寒いので,発酵に2週間はかかるとみています。

さあ,安価なオリジナルぼかし肥は上手くできるでしょうか。楽しみです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です